2007年12月20日木曜日

青春。


海が似合わない私達ですが、せっかくなのでスノーケリングやカヤックで遊べる1日ツアーに参加しました。
ここピピ島でもやたらとタトゥーをしている最中の姿を見かけ、必要以上にサングラスと水着の似合う欧米人20人くらいと一緒にボートで小さな島をまわりながらスノーケリングをしたりします。
きれいだという噂の、ピピ・レ島。映画「ビーチ」の舞台にもなった島はとてもかっこいいです。まるで秘境のようです。とはいっても観光客はたくさんいます。それでも良い!と思えるほど、秘境風のジャングルを抜けた後にひろがるビーチははっとするほど素敵です。私が映画監督だったら、この島を見つけただけで大満足して完成した気分になりそうです。
その後も、魚の多いスポットと言われればまた海にもぐり昆布のように揺られながら海の中を見続け、なんだかんだいって私達が最後までしつこく満喫していました。欧米人はすでに飽き、もっぱら甲板で日焼けに夢中です。
そして、なんだかエンジンがかかってきた私達は南の島で素敵に過ごすために新たに宿を見つけました。
竹とやしの皮でできた高床式のものすごく小さなバンガローです。目の前には白砂のビーチがひろがり、まさに夢のロケーションです。一戸一泊が600バーツ(1800円)です。
若い欧米人の集まる、かなり賑やかな地域とは少し離れている静かな海辺で、裏にはロッククライミングに最適らしい岩山がそびえたっています。ビニール袋を手に持っているとサル集団から奇襲を受けそうになったり、バンガロー前で本を読んでいると日本の蚊よりもしぶとい蚊に刺され放題です。竹のバンガローは隙間だらけなので、夜寝るときは蚊帳の中で寝ます。そして波の音を聞きながら寝ます。風情があります。
と思っていたら、湾の向かいで流れる大音量の音楽が響いてきます。かなり盛り上がっているようです。延々と続きます。そして夜中3時くらいにエアロスミスの「アルマゲドン」の曲が流れると、なんと大合唱が始まります。それを最後にようやく長い夜の幕が閉じました。ちょっと昔のアメリカの青春ドラマでも見るようなちょっと気恥ずかしい気分で眠りにつきました。

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