2007年8月20日月曜日

家族それぞれの反応

5年程前にベトナムに行った時。日本で、あわや捜索願いが出されるところでした。もちろん 私の捜索願いです。
急きょ決めた旅行でもあり、2週間弱という期間が軽い気持ちにもさせ、前もって家族に話さずに飛び立ってしまいました。一人旅というのが、なんとなく心配させそうで言い辛くもありました。今思えば、身勝手極まりないです。
住まいは別々で普段から頻繁に連絡をとっていたわけでもないので、2週間くらい大丈夫だろうと思っていたのが甘かったようです。
親としては、連絡がとれないので捜索願いを出そうか。部屋で死んでいるんじゃないかと大心配。大家さんまで呼び出され。そこへベトナムから戻った私がひょっこり現れてしまいました。大家さんと親と。その状況を飲み込むのに時間がかかりました。大変大迷惑な娘です。
そんな過去を踏まえなくても、今回、約半年の旅となると、やはり家族にもそれなりの説明らしきものが必要です。
そんな旅がしたい!と羨ましがる人。勉強してこい!と後押ししてくれる人。とにかく心配する人。反応はそれぞれです。
羨ましがる人には「そうでしょ。今しか行けないしね。でしょでしょ。」と、相手の気持ちに乗っかってさらに羨ましい気持ちをあおり、旅立ち甲斐を感じます。
後押ししてくれる人には、どこどこのなになにはこれこれで...と具体的な話をすると「ほぉほぉ」とさらに納得してくれます。そして、各国の本来の姿を感じて今後の日本の未来を...と話が大きくなりすぎてしまい、心地よい重みを背負わされます。ありがたい事です。
心配する人には。心配をかけて申し訳ない気持ちを十分に伝えます。実際、申し訳ないです。でも、今行くべきだという事を前面に出して説明します。もちろん、危険なモノには近寄らないという前提で。そして、‘羨ましがる人‘からの協力を得て「大丈夫だから!」と言ってもらいます。
こうしてみんなに話をして思ったのは、やはり‘今行く‘大切さです。もともと計画的だったわけではなく、自然の流れで今になったわけですけど。でもとても良い時期だと思います。今まで30年程生きてきて、それなりに少しずつ熟しているつもりです。もちろんこれからも熟していくはずです。熟する程に、旅先で感じ得るものは大きいかとは思います。でも熟しすぎると、半年の旅をするには様々な問題が出てきそうです。たとえば、体力の問題であったり、家族が増える事だったり、帰ってからの社会復帰だったり。
というわけで、‘今‘はとても良い時期だと思っています。若さと熟加減のバランスが良い。と、今は思っているけど、40歳くらいになっても同じように思ったりするものなのかも。
そしてもうひとつ。国外はやはり遠いです。距離だけでなく気持ちの上でも。だから心配されるわけですけど。
でも、まさに世界はつながっています。と思っています。インターネットという素晴らしいもので。
こうしてブログを更新するのが、日本であれドイツであれモロッコであれ、日本で見てくれる人たちは毎回同じように見れるわけです。なんだか距離感がマヒしそうです。そしてそのおかげで、私達が今どこにいるのかをほぼリアルタイムで伝える事ができます。(頑張って更新していれば...)さらに、私達の姿を写真で伝えられるかもしれません。
だから、心配してくれる人たちが少しでも安心してくれたらと思います。そして行って良かったねと言ってもらえたら、行った甲斐も倍増です。
その為にもブログの更新はちゃんと続けたいです。私達夫婦にとっては、結構大変な事のような気もしますが。
今回の旅の目的は?とよく聞かれますが、絶対的なものがあるわけではありません。ただ、たくさんのモノを見て感じたいです。でも、旅の目的はブログだ。と言っても過言ではない、と今思いつきました。間違いなく言いすぎですけど。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いいなぁ~・・・いいなぁ~・・・。
なんなら今からでも代わってあげたい。

7~8年前に語学留学で渡米しようと思い立って、今隣に座っている人の「待ってるから」の涙に引き止められて、「え?私そんなこと言ったっけ?」の言葉に拳を握ったことのある兄からひとこと。

行ってこい!
行くなら今しかない!
ただし、十分気をつけて!

ちくしょ~!
佐賀北ガンバレ!

yoshi さんのコメント...

ずばり羨ましいでしょう!!

やらない後悔は一生引きずってしまうからね。

でも全ては安全に戻ってきてからの話。
くれぐれも健康には気をつけてね。
旅の安全を心から祈ります。

チーム長より♪