2008年1月16日水曜日

進路変更



風雨橋とにわとりがたくさんの程陽へ来ました。
風雨橋は釘を使わずに作られるそうです。なぜ橋に屋根があるのかはわかりません。このあたりの建物は木造家屋ばかりです。小さな村がいくつか集まっていて、こじんまりと田舎の集落があります。訪れて良かったです。
というのも、本来は素通りする予定だった三江の街。朝起きてバス停へ行くと、次の目的地貴州省方面へのバスはこのところの寒波による雪のために運行中止ということでした。
というわけで近場の程陽へ行きました。
村には木造の鼓楼があります。もともと鼓楼には太鼓や鐘などがあり、時報や合図を発するのに使われていたそうです。
私達が足を踏み入れた鼓楼では老人が10人ほど、炭で暖をとっていました。寒い季節に珍しい訪問客だったのか輪の中に招き入れられました。問題はその後です。言葉がわからないために会話はできず、日本人ということだけを伝えてとりあえず暖まらせてもらいました。老人達が「日本人」という言葉を繰り返し使っていることだけはわかりました。昔、桂林地方は日本軍が攻め込んできた地域だそうです。考え過ぎかもしれませんが。笑顔親善大使の旦那を先頭に、その場は和やかな空気で去ることができました。
鼓楼の修繕改修費の寄付もわずかですが納めてきたので、その鼓楼のどこかに旦那の名前が載ることになります。
それから犮脊棚田へ向かいます。TV番組「地球街道」で、はざま寛平さんが老寨山の次に訪れたところです。ものすごく急な斜面に棚田が作られています。
私達が宿に着いたのは18:00頃。すでに草木は凍っています。暖房のない部屋なので、今日は電気毛布が命綱です。

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