2008年1月19日土曜日

イヌ。


大荷物を預かってもらっていた老寨山旅館へ帰ってきました。
ここ興坪で3・6・9のつく日に開催される市場へ見学に行きます。野菜、肉、日用品、床屋さんまで出ています。
そしてついに目撃してしまいました。
犬です。毛をむしられた状態の犬の頭。そこにつながる胴体は半分さばかれていて、ちょうど量り売りされているところでした。
ついにこの時が来たと思いました。東南アジアや中国の市場を見てまわると、いつか大変なものを目にするだろうと思っていたのです。
麗江の市場でもショッキングな場面を目撃してしまいました。
その光景は、ニワトリやハトなどが生きたまま売られている一角に、わりと大きめの犬が鳴きながら引きずられて行きます。そこにあるドラム缶のようなものから湯気が出ています。そして、なんとその中に犬を丸のまま放り入れたのです。すさまじい光景に、10m程離れたところから見ていたのですが、鳴き声だけが聞こえてきていました。
それからしばらくは、肉類をたべるのを拒絶していました。
今日の市場で、その時のことを思い出してしまいました。
犬がさばかれている横では、犬の肉だと思われる料理を食べている人達がいます。このあたりでは当たり前に食べられていそうな印象を受けました。
宿に戻ってビンサイさんに伝えると、笑顔で「オイシイヨ!スキスキ!」と言います。
それから。その話をしたのがまずかったのか、今日の夜ご飯に犬を買って来たと言うのです。
大丈夫なんでしょうか私。丸のままのニワトリにはだいぶん慣れました。フランスでもウサギの皮を剥いだ状態のものが店先に並べられていたりと、日本にいるよりははるかにそういうものに慣れた気がします。
しかし。それでも夜ご飯の時間が来る事にドキドキします。



0 件のコメント: