2007年10月5日金曜日

オペラ・ガルニエ


パリ・オペラ座。10年前はとても敷居の高いところでした。見学以外に選択肢は思い浮かびませんでした。
ですが、今回は行きました。見学ではなく鑑賞に。
パリ・ガイドとして一応オペラ座ははずせないかなと思い、行ってみました。すると黒人のセキュリティーの人が日本語で「おいで、おいで~」と言ってくれたので吸い込まれるように入りました。無料の見学ゾーンのみです。すると、昼間の見学と、観劇鑑賞(?)と金額があまり変わりません。なので夜の鑑賞に決めました。いったい私達は何を鑑賞するのかわからないままチケットを買いました。
しかし。正直、オペラ座に入るには失礼な洋服しかなく、私はテンションが下がってしまいました。最後の最後まで、洋服を探して歩き回りました。今回の旅には必要のない服を買うわけにはいかず、その時が来ました。すると、さっきの黒人のセキュリティーの人が「また来た~!」と日本語で言ってくれたおかげで気がなごみました。思わずにっこりジーンズ姿で入ってしまいました。
みごとに豪華絢爛。な建物です。着飾った人達がシャンパン片手に開演を待っています。優雅な空間です。
そして、私達は滑稽にも何が始まるのかわからないまま席に着きました。
モダン・バレエでした。後でわかったことですが「嵐が丘」だったようです。
私は一度みてみたかったジャンルだったので嬉しかったです。帰りはみんなの熱気に包まれながらプリマドンナのステップになっていました。旦那もバレリーナ歩きです。そう思っているとほかにも踊りながら階段を降りて行く人たちがいます。みんな影響されて興奮しています。完全に様々な人たちを飲み込んでいます。
今回、オペラ座で鑑賞というのはまったく目的外でしたが、10年前には想像できなかったプランです。それをやってみたというのは、これも年を重ねた証拠です。それが嬉しく思えました。
前回訪れた時も1ヶ月という期間でいろいろなところをまわる時間はありました。なので今回は前回を思い出しながら...と思っていました。しかし以前は目に入らなかったところが目に入ってきます。10年経った甲斐があります。ちゃんと成長しているようです。

1 件のコメント:

yoshi さんのコメント...

SPとのやり取りが何かの映画みたい!!

ジーンズ姿でオペラ鑑賞なんてカッコイイなあ。
タマちゃんの癒し系笑顔は万国有効なんやね(笑)