2007年10月17日水曜日

モロッコの民家に...


港町のタンジェからバスで7時間。途中で嵐に遭い、バスが雨漏り(?)しながらも無事にフェズに到着しました。
フェズ旧市街は世界一の迷える街だそうです。
到着すると待ってましたといわんばかりに、ガイド達が声を掛けてきます。辺りは暗いし街全体が迷路かと思うと、ガイドに頼りたいのはやまやまですが、悪名高いモロッコのガイドをどこまで信じていいのかわかりません。しかし宿も決まっていないので、しつこく熱心に言い寄ってくるガイドにそんな気持ちでついて行きました。
紹介してくれる宿をあたっても高かったり満室だったりの繰り返しです。その間にガイドがバトンタッチされたり1人から4人までに増えたりします。真剣に探してくれているようです。それにしても、いったいこの人達はどういう目的で?と思いつつついていきます。あんなに疑っていたのに、あまりの真剣さに申し訳ない気持ちさえ出てきました。ちなみに、このガイド達はホテルを無料で探してくれますが、明日の街中でのガイド料が目的です。
そして、ガイド達が‘最終手段だ’というかんじで話し合った後に辿り着いた先は‘民家’でした。一般人の自宅屋上のゲストルームが私達の宿となりました。とんでもない展開ですが、これがとても良い結果となりました。外には閉ざし内に開かれるイスラム式の建物のようです。屋上には植物があり、ゆっくりと過ごせるようになっています。そこに家の主と兄弟と並んでこし掛け、ミントティーを飲むという不思議な状況になってしまいました。しかも、奥さんの手作り料理まで頂いてしまいました。クミン風味のまさにモロッコ家庭料理です。ちょっとしたホームステイ気分です。
街中ではあまり接触する機会のないイスラムの女性にまで優しくお世話になってしまいました。
いったい何だったんだろう。と夢か現実かわからないような状態で時間が過ぎていきます。

1 件のコメント:

yoshi さんのコメント...

なんかウルルン+田舎に泊ろう!みたいになってきたな(笑)
でもこういう旅のほうが絶対楽しいはず♪

日本は急に寒くなりました。バイク乗るのがつらい。。。