2007年10月9日火曜日

西の果て


ユーラシア大陸の西の果て。ロカ岬へ行きました。日差しがとても眩しいです。でも気持ち良いです。ずっと続く海を見ていると、昔の人はこんな景色を見て海の先の新しい大陸を求めたのかな、なんてレベルが違いすぎますが私でも自然と考えてしまいます。
気候が良い地域は、人も明るく開放的な印象を受けます。かつ親身な気がします。
大陸の西海岸。カリフォルニアもそうでしたが、リスボン含め、この気候の快適さというか開放感というか、本当に素敵です。
そして、よく言われることですが本当に街に情緒があります。パリの重厚な豪華さとも違います。
これまで圧倒された重厚感はいったい…というほど。
壁の色にはくすんだピンクや黄色や水色などがつかわれています。カラフルな洗濯物もなびいています。生活感があり、重すぎず、情緒があります。
…情緒って何なんでしょう。
東のはての地で感じる日本的な情緒って何でしょう。
この地で感じるのは、何と言っていいのかわからないけど、日本にいるときよりももっと底を挙げて突き抜けた感じです。
遠いのに、でも、故郷を感じます。
見たことのあるような、色彩的には見たことのないような過去の故郷
のようだからです。
それは、向かいの家の洗濯物がたなびき、その色が自然と受け入れられる、隣との距離感かもしれません。


 

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