2007年10月20日土曜日

マラケシュ


猫との別れを惜しみつつフェズをあとにして列車で8時間。マラケシュに到着です。
なんとなく話に出ていたように観光地寄りの街のようです。これまでの空気とは何か違います。人の表情が違います。しかし、思っていたほどのしつこい勧誘は少なく、わりとスムーズに宿も見つかりました。
マラケシュの旧市街の中心にフナ広場という広場があります。そこにでは、蛇つかいが観光客の首に蛇を巻きつけたり、演奏が行われていたり、大規模なお祭りのような賑わいです。そして屋台がずらっと並び煙をもくもくと出しています。宿の部屋から見る光景はまるで火事のような煙の量です。その広場を囲んでひしめき合う商店群が広がります。
マラケシュの楽しみ方のひとつは買い物だろうという事で、商店をのぞいてまわります。しかし、私達を放っていてくれる人達はいません。まず、日本語でのあいさつから始まります。それから商品の説明です。最後には「サヨナラ」などと言ってくれるモロッコの人達に対して、あまりにも素っ気ない態度でお店を出る事もできないので、お店に足を踏み入れるのにも心の準備をしてしまいます。しかも値段がついていないので話が長引きます。買う気であれば、ここから値段交渉が必要です。
ここは、なかなか買い物欲が満たされそうな街のようです。しかし、旅はこれからも続くので思うように買い物できないのが哀しい現実です。

0 件のコメント: