2007年10月23日火曜日

アラビアン・ナイト


パン・コーヒー・はちみつなど、モロッコの香りのしない朝食を済ませて出発です。
この砂漠地帯のオアシスで生活する先住民族・ベルベル人の村を訪れました。家は土レンガでできています。雨が降らない事が前提なので、大雨が降れば溶けるそうです。
ところどころで見かける、崩れかけた家の屋根部分や塀は雨のせいのようです。どこかの遺跡のようになっているところもあります。しかしそこでも洗濯物がほしてあったり、人の生活はあるようです。
そして最後には、ベルベル人の家へあげられミントティーをふるまわれ、目の前に絨毯を広げられます。ひとりひとり、「いかがかね?」とたずねられます。
’ああ、こういう事だったのか’と思いました。
もともとこのツアーにはガイドはついていないはずなのに、ベルベル人の村でバスを降りるとどこからともなくガイドが現れて、説明をしながら誘導していくのです。
そして、「これから砂砂漠に入るからターバンを買おう!」的にお店を紹介して去っていきました。
欧米の人達は約9割、ターバンを巻いていました。洋服もアラブ風のものを準備しています。
ちなみにこの目だけを出して巻くターバンは、覆った部分の湿度を調整して保ち、砂を防ぐ砂漠地帯ならではのもののようです。
それからバスは道なき道を走ります。砂丘が見えてきます。シェビ砂丘。今日の宿泊地です。
夕方かららくだに乗って1時間弱、砂丘を移動します。らくだは歩きながらでも糞をします。その糞がコロコロコロとどこまでも転がっていくほどサラサラの砂砂漠です。
らくだに乗ったまま日の入りを見ます。空には7色の空があるという話を聞いたことがあります。虹と同じだけ色があるそうです。緑の空なんて。と思っていましたが虹のようなグラデーションの空を見ることができました。
そして、満月2日前ということで、月明かりがとてもあかるいです。らくだに乗っている私達の影が砂砂漠に映ります。アラビアンナイトです。

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