2007年10月1日月曜日

フジタ・チャペル


10年前の感動を思い起こしました。
以前フランスを訪れたのは、好きな芸術家達の足跡をたどる為でした。その時もこのランスの街にある小さなチャペルが気になってはいました。藤田嗣治という画家が手掛けたチャペルです。しかし、とうとう訪れることはありませんでした。
それからは以前のように熱くなることもなく、指針は軽く、現代的なアートの方に向いていました。
ところがこのチャペルに大きく動かされました。少しずつ10年前の頃を思い出しました。感動しました。情緒が感動というかんじです。
美術館に飾ってある絵をみるのとは違い、チャペルはその小さな空間すべてが手掛けた人の思惑通りというのがとても感動的です。
フランス語での説明があっていました。どうすることもできない私達に簡単な通訳をしてくれたおじさんがいました。さらに嬉しくなりました。
以前はネットもあまり普及していなくて、小さな情報をかき集めていました。友達と’勉強会’と称して、大きな図書館や本屋へ通っていました。便利になったものだと改めて感心しながら帰路につきました。
写真下は、帰りに寄ってみた大聖堂です。それまで雨が降りがちだったのにみごとにステンドグラスへ夕日が差し込み始めました。

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