2007年11月11日日曜日

幸運の運転手


トゥルッリでの一日休暇を終え、今日は新たに再始動の予定でした。しかし、ヨーロッパの日曜日は私達を自由の身にはさせてくれません。
日曜日にはいろいろなお店やスーパーが閉まることにはだいぶん慣れてきましたが、まさか交通機関までもがホリデーになってしまうとは予測できませんでした。
次の宿泊を決めた目的地まで行く交通機関が、今日は日曜日ということで休みなのです。宿を予約したのにそこへ行く手段がありません。
宿台を無駄にしない為に、その方向へ向かってヒッチハイクを試みます。通り過ぎる運転手達は意外と私達の相手をしてくれて「もういっぱいで乗れないのさ~」「方向が違うよ」」「ダメダメ」などのジェスチャーをしてくれます。そう簡単にはいかないものだろうなと思っていると、拾う神有りで幸運の一台のワゴンが泊まってくれました。
目的地までとはいきませんが、途中の街まで乗せてくれるということです。
イタリア語会話帳で微妙な会話をしながら、その街へ着きました。その運転手はカフェへ品物を卸しに来たようで、そのカフェで美味しいカプチーノまでごちそうになってしまいました。
大感謝の気持ちを伝えて別れました。
しかしまだまだ私達の目的地ではありません。しかも5時前だというのに日が暮れ始めています。こうなるとヒッチハイクも通用しません。
最良の方法として決断した結果、この街で宿泊することに決めました。ホテルを値切って半額です。
そして、今日の宿泊地となったノーチという街は、幸運の運転手も言っていた通り今日はお祭り模様です。どうやら新しいワインのお祭りのようです。
街の中心地には出店が並んでいます。そこでワイングラスを購入するとそのグラスで好みの蔵のワインを5杯まで飲めるというシステムです。ワイングラス購入時に付属の袋を首からぶら下げた人達が古い街並みを歩き回っています。ワインがグラスに入っていない時はその袋にグラスを入れておきます。そして、出店でつまみを買い、食べて飲み...といった具合です。
私達もワイングラスを首からぶら下げて、お祭り気分になってしまいました。
身動きがとれずに、とうとう路頭に迷ってしまったのかと思っていたのが嘘のようです。この街に導いてくれた幸運の運転手に感謝です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なんだなんだ~。ヒッチハイクげな危ないことするなって思ったらマジ幸運の運転手じゃ~ん。ホテルは半額にはなるし、しかもワインのお祭りときたら飲まなきゃ損だよね。う~飲みたいゼィ

匿名 さんのコメント...

さっきのコメはThomで~す