2007年11月25日日曜日

異文化圏で


モロッコはもちろんボスニアでも街を歩けばモスクが目に入ってきます。この景色には慣れてきたとはいえ、やはりモスクのある風景はとてもエキゾチックです。イスラム教の文化のある地域は、建物であったり女性がスカーフで頭を覆っていたりアザーンが鳴り響いてきたりとまさに異文化圏だと感じます。しかも今日はライトアップされたブルーモスクの後ろにほぼ満月の月が黄色く浮き出ている、素敵な夜です。
そしてこの異文化圏で感心することは、トルコ人男性がとても日本語が上手だという事です。モロッコの男性も日本語で声を掛けてきますが、単語での呼びかけの場合が多いです。しかし、トルコの人はとても上手に会話ができます。そういう人達は自分で勉強をし、たいてい日本で働いた経験があるようです。また日本人女性とつきあったりもしているようです。そしてこんな事を言っている人もいました。「日本へ働きに行くと、英語を話す機会がないので英語が話せなくなってきます。やっぱり話さないとだめです。」と。みんな頑張っているようです。
そして、イスタンブールはボスポラス海峡を挟んでヨーロッパ側とアジア側にわかれています。私達のいるヨーロッパ側は観光客が集まる地域です。アジア側は住宅地です。物価も違ってきます。ヨーロッパ側の物価は日本と同じくらいか時にはそれ以上です。食べ物の値段はアジア側では半分近くまで下がります。ちなみに、店先にはモダンな柄のカーペットが並んでいます。ヨーロッパ側ではトルコ絨毯屋がいたる所で見られるのに、です。完全に観光客向けの街です。そして、アジア側は生活の場なので商店街もあります。今まで見た中で一番新鮮そうな野菜や魚などがたくさん並べられています。
今回は世界三大料理ならではの食事にはありつけませんでした。しかし、こういう気合の入った食材から想像するとおそらく私達の知らない世界で素晴らしい晩餐会が催されているのかもしれません。
写真は下はトルコで’アイラン’と呼ばれているヨーグルトドリンクです。塩味です。「え?」というかんじですが、ついつい飲んでしまいます。こちらの料理と一緒に飲むとなぜか合います。
ちなみにブルガリアでは、150gほどのヨーグルトドリンクを振ってからカップのまま飲んでいる人を多く見ました。

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