2007年11月27日火曜日

こんな首都も


朝8時。到着したインド・デリー空港は朝もやがかかっているように見えました。でもそれはとても濃いスモッグと砂埃でした。その視界の悪さはいきなり衝撃的です。
空港からニューデリーまでの道のりも大渋滞で、大気汚染を簡単に想像できます。
そして、大渋滞といっても日本のように車が止まって前に進まないという訳ではなく、クラクションを鳴らしながら少しの隙間を縫って、みんなが前へ前へ進もうとします。なので、3車線のところが4列になっています。時には反対車線まで大幅にはみ出しています。警察もいますが10秒ほどのお説教で終わっているようです。そして半分くらいの車は、助手席のサイドミラーは折りたたんでいるか取れてしまっています。
タクシーの反対車線逆走の恐怖に耐えて、無事に目的地で降りることができました。正規のタクシーでさえ希望通りの目的地まで連れて行ってくれるのは6割などと、と聞いていましたが、まずは良い運転手選びができたようです。
そしてニューデリー駅前には商店が連なるメインの通りがあります。人とバイクとオートリクシャー(三輪タクシー)とサイクルリクシャー(自転車タクシー)と車が行き交います。そんな中に牛が悠々と口をもぐもぐさせてたたずんでいます。ヒンドゥー教では、’牛は神聖なるもの’だそうで、無理に動かしたりはしないそうです。なでなでしている人もいます。
大渋滞とスモッグとクラクションと道端のゴミと野良犬と野良牛と野生の猿(野良?)。一国の首都にいるとは思えないような混沌としたかんじは、ここへ来た甲斐有りと思わせてくれます。そして楽しみにしていたアジアでの食事。インドでまず食べたものは、やはりカレーとラッシーです。初日から期待以上のとても美味しいカレーを食べることが出来ました。
それともうひとつ。旦那の「チャイニーズ?」に負けないくらい、最近は「コリアン?」と言われる事が多くなってきました。とりあえずこの収拾のつかなくなった黒い髪をまとめれば日本人に戻れるかなと思いヘアアクセサリー屋さんへ向かいました。この効果はあるのでしょうか。
これまでに会ったインド旅行経験者に感想を聞くと、わりと好き嫌いがわかれるようですが、今のところ聞いていたほどの付きまとわれるうっとおしさはありません。
とはいってもまだまだこれからなのかもしれません。なにせ首都なもので。スマートなのでしょう。

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