2007年11月28日水曜日

良い人もいます。


このままだと以外にもインドで太ってしまいそうです。
やはり今日もカレーを食べてしまいました。’食の安全’に対する小さな不安を振り払って地元の人向けのお店に入りました。美味しいので、おなかいっぱいなのについつい食べ過ぎてしまいます。しかも2人で300円ほどです。
それから、サイクルリクシャーはとても気持良い乗り物です。サイクルリクシャーとは自転車のうしろに座席がある大きな三輪車のようなものです。タクシー代わりに地元の人も多く利用しているようです。
これに乗って少し高い視線でゆっくりと街中を進むのはとても快適です。汚れた街中で足の踏み場を探したり、寝ている野良犬を踏まないように気をつけて歩く必要もなく、しつこい客引きが寄ってくることもなく、楽しい乗り物です。
そして運転手には若いお兄さんからお年寄りまでいます。若くからだの大きい人であるほど快適に乗れます。なにせ、目の前で必死に自転車をこいでいるもので。
それからちょっとしたエンターテイメントも有りです。
4歳から10歳くらいの3兄妹が寄ってきて、お兄ちゃんがトントントンと太鼓をたたき始めます。すると2人の妹がねじ巻き式のおもちゃのようにくるくるくると踊り始めます。可愛らしいちょっとした雑技団のようです。もちろん、楽しんだ分の観覧代が彼らの目当てです。
自分から求めたわけではないけれども、なっとくしたモノに対しては気持ちよくお金を渡すという楽しみがあるんだなと、これまでの国よりも強く思います。
ヒンドゥー教では’得を積む’と良い事が自分へ返ってくるという考え方があるそうです。’得’とは’良い事’です。なので、貧しい人へ分け与えるという考えもあるのでしょうが、寄付をもらう方も「あなたも得が積めるから良いでしょう」的なニュアンスが含まれているらしいのです。
こういう事も頭の片隅に入れて旅をすると、もっと穏やかな心で楽しめそうです。
ただ、うまく言いくるめようとする人は多いようです。
今後の列車のチケットを手に入れるのにも一苦労です。ホテルが紹介してくれた、チケット代行人は「不便な所だから列車はない。」などと巧妙な説明で高いツアーを押し付けてきます。駅の窓口へ向かうと「ここは閉まっている。向こうに代理のオフィスがある。」などと2,3人が激しく付きまとってきます。嘘をついているのに、私達が従わないと逆切れ的な態度をとる演技派もいました。
彼らの様々な手口の強烈な勧誘をくぐり抜け、ようやくチケットを手に入れることができました。
今日も順調に濃密です。


写真下は道端のチャイ屋さん。さすがに私達は手が出せません。でもどこもだいだいこんなかんじです。

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